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生活百科

日本の鉄道

09/03/25

●列車日本一
日本で一番速い列車は?
山陽新幹線(さんようしんかんせん)のぞみ500系時速300キロメートルです!
新大阪-新神戸間を日本最高速度で疾走します。
日本一速い「山陽新幹線」とほぼ同じく、さまざまな日本一を制してきた経歴をもつのが、「山陽本線」です。「山陽本線(さんようほんせん)」は、現在では、東海道本線の続きとして扱われ、「東海道山陽本線(とうかいどうさんようほんせん)」と呼ばれていますが、もともとはまったく違う路線としてスタートしました。
もともと「山陽鉄道(さんようてつどう)」という名前の私鉄だったのが、明治39年に国有化されたのです。
その後のこの列車「山陽鉄道」の躍進は素晴らしく、寝台列車、食堂車も、この列車から始まったのです。
起点は神戸です。神戸駅は、明治7年の開業で、現在の駅は昭和9年に新築されました。東海道本線の終点であり、山陽本線の起点となります。

在来線で表定速度が日本一の列車は?
JR北海道スーパー北斗7号時速106.2キロメートルです。

日本最北端の駅は?
宗谷本線稚内駅北緯45度25分

日本最南端の駅は?
沖縄都市モノレール赤嶺駅北緯26度11分

日本最東端の駅は?
根室本線東根室駅東経145度36分

日本最西端の駅は?
沖縄都市モノレール那覇空港駅東経127度39分

日本一長いトンネルは?
青函トンネル津軽海峡線5万3850メートル

日本一短いトンネルは?
樽沢トンネル吾妻線・岩島?川原湯温泉間7.2メートル

日本一長い直線区間は?
白老ー沼ノ端間室蘭本線28.7キロメートル

日本一高い橋梁は?
高千穂橋梁高千穂鉄道・深角?天岩戸間川面から105メートル

日本一長い橋梁は?
第1北上川橋梁東北新幹線・一関-水沢江刺間3868メートル

日本一乗客数の多い駅は?
新宿駅1日平均74万6293人

日本一急な勾配(こうばい)は?
大井川鉄動いかわアプトいちしろ-長島間

世界最高速度で走るのは?
TGV(Train a Grande Vitesse トランアグランドヴィテス「高速列車」)。フランスのSNCF (フランス鉄道公社)が運行している路線で、TGVSud-Est (南東路線)、TGVAtlantique(大西洋線)、TGVNord-Europe(北部・ヨーロッパ線)の3路線がパリを中心に放射状に広がっています。

●東海道新幹線
新幹線といえば、速いということで有名ですが、その他にもたとえば、「東海道新幹線(とうかいどうしんかんせん)」は、日本で最も駅間距離が長い路線でもあります。米原-京都間で68.0キロメートルです。
東海道新幹線は、東京から新大阪まで552.6キロメートルを結びます。
三島-新富士間では、お天気がいいと雲間から富士山が顔を出しているのを見ることができます。
東京から新大阪まで、首都圏、中京圏、関西圏を結ぶ日本で最も重要な幹線といっていいでしょう。
主役はやはり新幹線ですが、歴史あるこの街道沿いに日本で最初に敷設されたのが、「東海道本線(とうかいどうほんせん)」です。途中には、風光明媚な富士山や浜名湖、歴史ある土地として関ヶ原、安土、そして何より京都があります。新幹線で途中下車というわけにはいかないので、これらの名所に立ち寄るには、やはり東海道本線が今も頼りの綱であることにかわりはありません。

また、東海道本線の起点である「東京駅」もさまざまな歴史を見送ってきた存在です。大正3年に竣工されました。竣工時、その総面積は22万700平方メートル(全長322メートル、ドームの高さ37.6メートル)。
当時の外壁のレンガは、当時のもので、その重厚な威容を十分に保っています。(ドームは第二次世界大戦で焼け落ちてしまいました)。

東京駅に入線する東海道本線の面々:「富士」「さくら/はやぶさ」など、の名前を聞くと懐かしさを覚える人もいらっしゃるでしょう。「富士」「さくら」といえば、日本でもっとも歴史ある特別急行列車名です。

●駅弁
鉄道旅行の楽しみのひとつには、「駅弁」があります。
現在でこそ、「空弁」も人気ですが、全国の鉄道の駅にはその土地ならではの工夫を凝らした、楽しくかつおいしいお弁当が健在です。
「はまぐり丼」(千葉駅)
甘辛の味をじっくり含ませた蛤(はまぐり)がご飯にてんこもりの炊き込みご飯のお弁当です。「はまぐり丼」と書かれたはまぐり型のお弁当箱がかわいい。

「味噌煮込み牛たんせいろ」(仙台駅)
牛たんをたっぷり食べたい人にお勧め。しかも牛タンは仙台の名物なのです。知っていました?牛タンはアツアツを食べてこそおいしい!でもご心配なく、発熱容器入りとしゃれています。冷たく固まったご飯というイメージが強い人にとって、アツアツの牛タンは、駅弁ということを忘れさせてくれます。「今どき?」の駅弁は進化しているのです。

「鮎ずし」
アユを1匹丸ごと使った姿ずしです。最初、ふたを開けたときには思わずぎょっとしてしまう?でも、球磨川(日本3急流)でとれたアユだけあって、締まった身はなかなかです。

「桜えびめし」三島駅
駿河湾といえば、ほんのりピンクの桜エビで有名です。三島駅の「桜えびめし」は、駿河湾でとれた桜えびをふんだんに使った名物弁当です。
お腹に重くないので、女性にもぴったり!
食事時間でなくても、ちょっと食べたくなるお弁当です。
ちなみに、三島駅は、三嶋大社を模した社殿づくりの風格ある駅です。
鉄道唱歌でおなじみの駅です。「三島は近年ひらけたる豆相線路のわかれみち・・・」ご存じですか?

「ステーキ弁当」米原駅
名物井筒屋の「ステーキ弁当」は、米原駅で購入できます。「お弁当」としてしまっていいのか、と思うほど、本格的なステーキをいただけます。がっちり食べたい方にお勧めのお弁当です。
パッケージに描かれているのは、旧長浜駅舎です。
旧長浜駅舎は、明治15年開業の現存最古の駅舎です。興味のある方は、「旧長浜駅舎資料館」を訪ねてみるのも面白そうです。

「万福めし」草津駅
信楽焼の容器は、タヌキのデザインです。そこに大きめの具がごろんごろんと詰まっています。シジミの味付けめしは、冷めてもおいしくいただけます。
食べ終わったら、(ちょっと荷物になりますが)持ち帰ってちょっとしたインテリアになりそう。植木鉢にちょうどいいかもしれません。

「かにずし」城埼駅
松葉がにがたっぷり入った贅沢なお寿司です。城埼駅は、山陰本線(さんいんほんせん)沿いにあります。山陰本線は、京都から山口県藩生までを日本海沿いを結ぶ路線で、日本最長路線とされます。
日本海をながめながら、松葉がにのお寿司をのんびり!ちなみに「かにずし」は、豊岡駅でも手に入ります。

「飛騨の栗こわい」下呂駅
「こわい」?怖いわけでも、強い(かたい)わけでもありません。「こわい」とは「おこわ」のことです。
栗の形をイメージしたかわいい器です。こんな楽しい駅弁を食べて、下呂温泉にのんびりつかれば、日ごろのストレスも吹き飛びそうです。

●SL
鉄道ファンの多くは、おそらく新幹線ファンというより、SLファンなのでは?
速さで人を引き付けるのが新幹線。でも今でも現役の「蒸気機関車(SL)」は、速さだけでは説明できない、鉄道の本当の楽しみを教えてくれる気がします。大井川鉄道から始まった蒸気機関車(SL)の保存運転は、全国に広がり、今では日本各地で懐かしい顔が元気に活躍を続けています。
主な蒸気機関車(SL)路線は次のとおりです:
上越線SL奥利根号・・・高崎から利根川沿いを、上越線を水上まで走ります。D51形蒸気機関車が牽引します。「デゴイチ」の名前で知られている人気モノです。

釧網本線SL冬の湿原号・・・冬の釧路湿原を走る有名なSLです。
車内には石炭ストーブが設置され、ムード満点!旅情豊かなひと時を約束します。
磐越西線SLばんえつ物語号・・・新潟県の小学校に保存されていたC57180号機が復活して牽引しています。

磐梯西線SL磐梯会津路号・SL郡山会津路号
磐梯西線の東半分を走るSLです。下りがSL磐梯会津路号、上りがSL郡山会津路号と名前を変えます。
秩父鉄道パレオエクスプレス・・・東京から最も近いSLです。桜の季節には桜号が走っています。日ごろお疲れのお父さん!日曜日にちょっと出かけ、乗車してみてはいかがでしょう?
只見線SL&DL会津只見号
旧型客車を牽引して深い雪のなかを走るその姿は、ダイナミックで、どこか勇気づけられる気がします。冬期も運転を休まず、雪を巻き上げるように豪快に走り、現役時代さながらの勇姿です。

●東北新幹線
東京上野駅から北へ、盛岡、八戸へ。この北へ向かう路線を走る新幹線が「東北新幹線(とうほくしんかんせん)」です。東京-みちのくを一気に走りぬける、北の大動脈「東北新幹線(とうほくしんかんせん)」は、東京(上野)-八戸間の631.9キロメートルを走ります。
一方、ほぼ同じ路線を行くのが、もうひとつの大動脈「東北本線(とうほくほんせん)」です。東京(上野)-盛岡間の535.3キロメートルと、八戸-青森間の96.0キロメートル、そのほか少し(11.8キロメートル)を走ります。
この上野から盛岡、さらに青森への路線は、寝台特急「カシオペア」や「北斗星(ほくとせい)」といった、ロマン溢れる列車が走り、鉄道ファンには最大の魅力をもつ路線です。
カシオペアは、上野駅を出発して東北を一気に駆け抜け、札幌まで行く、東北本線きっての豪華列車です。上野-札幌間1214.9キロメートルを下りで16時34分です。上野駅から青森間は、735.8キロメートルあり、その長さは、かつては日本最長といわれました。しかし今は、盛岡から八戸間が、第3セクター化されたため、全長は107.9メートル短くなりました。それでも、山陰本線(さんいんほんせん)に次ぐ、日本第2の長さを誇る、北の大動脈であることに変わりはありません。
東京上野駅といえば、「上野発の夜行列車降りたときから?♪」
と、大ヒットしたように、何か他の列車とは違う、格別の旅情を掻き立てるものがあります。寝台特急「カシオペア」や「北斗星(ほくとせい)」は、上野駅を出発して、東北本線をぐんぐん北上し、さらに現在第3セクター化された盛岡から八戸間も走破します。

途中には、東北の名だたる名山がそびえます。
安達太良(あだたら)、吾妻(あづま)、蔵王(ざおう)、栗駒(くりこま)、岩手山(いわてやま)・・・こうした山々を車窓に眺めながら、食べる駅弁は最高です!
実際、この路線の駅には、全国でも有名な駅弁がいくつもあるのです。たとえば、仙台駅では、「味噌煮込み牛たんせいろ」はいかがでしょう?
じっくり煮込んだみそ味の牛タン、仙台名物の牛タンを旅情たっぷりの列車のなかで食べる幸せ!牛タンは冷めてしまうと台なしですが、心配ご無用です。この「味噌煮込み牛たんせいろ」は特製の発熱容器を使っているので、熱々のものがいただけるのです。北へ向かうからこそ、熱いお弁当の嬉しさが心にしみます。心づかいが嬉しいですよね。

上野駅から東北新幹線で一気に八戸へ行き、八戸で東北新幹線に接続する特急「つがる」で八戸-青森-広前の133.4キロメートルを行くのは、実に超特急の旅です。みちのくを一気に突っ走るといった感じです。
一方、同じ上の駅を各駅停車宇都宮行に未明に(5時10分発)乗車し、乗り継いでいっても、その日のうちに青森に到着することは可能です(すべて各駅停車でも青森に20時45分着です)。

速く一気に東北を抜けてしまうのもひとつの旅なら、各駅停車で関東平野を抜けて、東北地方の数々の名山を車窓に眺めながら行くのもまたひとつの旅のスタイルです。

●大湊線
東京の上野駅を出発し、関東平野を抜け、白河の関(しらかわのせき)(栃木県と福島県の境)を過ぎ、東北地方へ、さらに北へ北へと進んで、盛岡から八戸へ向かうのが「東北新幹線(とうほくしんかんせん)」、そして盛岡?八戸間は別として、東京上野駅?盛岡、八戸?青森を結ぶのが「東北本線(とうほくほんせん)」です。
東北新幹線がまだ未開通である、八戸?青森間(96キロメートル)は、八戸(はちのへ)を出発して三沢(みさわ)、そして野辺地(のへじ)、さらに終点の青森へと向かいます。野辺地をすぎて少し行くと、進行方向右手に海が見えてきます。陸奥湾(むつわん)です。そしてその先には津軽海峡(つがるかいきょう)が広がります。
まさに、「上野発の夜行列車おりた時から?♪・・・津軽海峡、冬景色?♪」の世界です。なぜか、冬でなくても、真夏でも!この歌を口ずさんでしまいたくなります。

東北本線は、野辺地からそのまま青森へと向かいますが、この野辺地でちょっと途中下車してみるのも一考です。陸奥湾の荒涼とした砂浜に1人たたずむと、何とも言えない気持ちになります。
この野辺地から大湊(おおみなと)へと、東北本線から枝分かれするようにして走るのが、「大湊線(おおみなとせん)」です。本州最北を走る鉄道として知られています。野辺地から大湊までの58.4キロメートルを結びます。
列車は、1両編成もしくは2両編成のディーゼルカーです。
野辺地を出発し、有戸駅(ありとえき)を過ぎて少し行ったあたりで、陸奥湾に面した砂浜を走ります。左側なので、大湊線に乗るときには左側が断然お勧めです。

●山形新幹線
北の大動脈である、東北新幹線(とうほくしんかんせん)は、東京上野-八戸間631.9キロメートルを、そして東北本線(とうほくほんせん)は、東京上野駅-青森(途中、盛岡?八戸間は第3セクターで、除く)を結びます。いずれもその途中で、福島駅を通過します。
そしてこの福島駅から、枝分かれするようにして別ルートから青森へと向かうのが、山形新幹線(やまがたしんかんせん)、秋田新幹線(あきたしんかんせん)、奥羽本線(おううほんせん)、そして途中にローカル線を含めた4つの路線です。
まず、福島-新庄(しんじょう)(148.6キロメートル)を結ぶのが、「山形新幹線」。さらに新庄-大曲(おおまがり)間(98.4キロメートル)を結ぶのが、各駅停車のみのローカル線。山形県と秋田県の境界である、雄勝峠(おがちとうげ)を越えます。それほど標高が高いわけではありませんが、印象的な車窓風景を楽しめます。
さらに大曲-秋田間(51.7キロメートル)は、秋田新幹線(あきたしんかんせん)が乗り入れます。ここは、秋田小町。

そして最後、秋田?青森間(185.8キロメートル)は、従来の奥羽本線となります。奥羽本線は、福島?青森間を結ぶ全長484.5キロメートルの非常に長い幹線で、かつては直通する列車があったのですが、現在は、上記のように山形新幹線、ローカル線、秋田新幹線、と乗継、ようやく最後の締めくくりを昔ながらの奥羽本線が担うと言う形になっています。

●秋田新幹線
東北新幹線(とうほくしんかんせん)が東京から盛岡(もりおか)を経て、さらに八戸(はちのへ)へと631.9キロメートルを走るのに対して、その途中の盛岡を起点として田沢湖線(たざわこせん)を走り、田沢湖駅、角館(かくのだて)、さらに大曲(おおまがり)へと進み、大曲から奥羽本線(おううほんせん)へと乗り入れて秋田まで行くのが、「秋田新幹線(あきたしんかんせん)」です。

同じく東北新幹線の東京?八戸間の途中、盛岡よりももっと前の福島を起点として奥羽本線に乗り入れている山形新幹線(やまがたしんかんせん)は、福島?新庄(しんじょう)を結んでいます。新庄?大曲まではローカル線が結び、そしてこの大曲で、秋田新幹線へとつながるというわけです。
つまり、秋田新幹線は田沢湖線に乗り入れる、盛岡-大曲の75.6キロメートルと、奥羽本線に乗り入れる大曲?秋田の51.7キロメートルを走っているということになります。
秋田新幹線「こまち」は、新幹線ながら、最高時速130キロメートルの大人しい?新幹線。新幹線とはいえ、その路線は、もともとローカル線だった(田沢湖線)ことから、その途中には信号機まであるという変わり者です。
大雪のなか、信号機が青になるのを待って出発する「こまち」は、どこかおっとりとした新幹線。ふっくらと色白の秋田美人を思わせます。

ちなみに秋田駅は、全国的にファンも多い「日本海鰰すめし」が有名。「鰰」?この字、読めますか?答えは・・・「はたはた」です。
「日本海鰰すめし(にほんかいはたはたすめし)」は、秋田名産の鰰(ハタハタ)を秘伝のたれにつけてじっくりと焼いたものを、酢めしの上に載せたお弁当です。結構、ボリュームがあるので、かなり満腹感が得られそう。列車の心地よい振動に揺られ、うとうと眠くなってしまいそうです。

●津軽鉄道
青森は、東北本線(とうほくほんせん)の終着駅であり、奥羽本線(おううほんせん)の終着駅でもあります。ともに東京と青森を結ぶ長大な幹線であり、それがこの青森で終わることで、ここ青森は本州と北海道へのちょうど中継地点としての役割を担います。

青森県には、こうした大きな幹線も走りますが、青森らしさをにじませた路線といえば、新幹線よりも、東北本線よりも、奥羽本線よりも、やはり「津軽鉄道(つがるてつどう)」ではないかと思います。
津軽鉄道は、始発駅が津軽五所川原(つがるごしょがわら)、そして終点が津軽中里(つがるなかさと)の、青森県を代表するローカル私鉄です。

津軽鉄道は(ローカル線を除いて)日本最北の私鉄でもあります。沿線の人口は言うまでもないほど少なく、お世辞にも懐具合は楽ではありませんが、何としても頑張ってほしい、また守っていきたい路線であるように思います。
この津軽鉄道、「ストーブ列車」としても有名です。
車内に暖房用石炭焚きのダルマストーブが2か所設置されます。

「ダルマ」とは、上部がダルマのように丸くなっていて、餅など焼かないように!というものだったそうですが、なんのなんの、現在では「ちゃっかり」餅を、さらにはするめなどまで焼いています。

エアコンではなく、あえてダルマストーブを入れるのは、観光用ですが、別に特別料金がいるわけでもなく、この津軽鉄道は今も地元の人たちの日常の貴重な足であることに変わりはありません。
以前は、他にもこうしたストーブ列車は走っていましたが、現在ではこの津軽鉄道のみになってしまいました。
津軽鉄道のストーブ列車は、1日2往復、津軽五所川原発は12時15分と14時45分発です。例年11月16日?3月の末頃までです。

●周遊パス
日本の新幹線は、世界でも注目の的です。世界の鉄道ファンが「新幹線に乗りたい!」と日本に来ることもあるそうです。
同様に、日本の鉄道ファンも、世界の鉄道目指して飛び立っているようです。
そんな方にお勧めなのが、パス(周遊券)です。
日本に青春18きっぷやその他いろいろな周遊券やお得な切符があるように、海外にもその国独自のパス(周遊券)があります。こうしたパスをうまく利用すると、快適な鉄道旅行ができます。
たとえば、アメリカには、USAレイルパスがあります。またイギリスには、ブリットレイル・パスとブリットレイル・フレキシーパスの2種類があります。
こうしたパスは決められた期間内ならば、2等車にかぎり何度でも自由に乗ることができます。また1等車や寝台車でも、追加料金さえ払えば乗車OK!

アメリカ
USAレイルパス(アムトラック)が有名。
コーチ(2等車)には何度でも乗車OKです。また1等車や寝台車は追加料金を払うことで乗車できます。
現地では購入できないので、利用したいと思う人は出発前に必ず忘れずに買っておきましょう。
使用方法は、使い始めるときに駅の窓口で使用開始日、終了日を記入してもらい、希望乗車区間の乗車券を受け取ります。利用の際には、パスポート(身分証明用)が必要です。

イギリス
ブリットレイル・パスとブリットレイル・フレキシーパスの2種類を利用できます。
ブリットレイル・パスは、有効期間中、イギリス国鉄の1等車と2等車が乗り放題です。また、航路についても、ウィンダーミア汽船やワイト島のフェリーに乗船できるという特典がついて魅力的です。
使用方法は、最初の駅で日付の記入と使用を開始した駅のスタンプを押してもらいます。
ブリットレイル・フレキシーパスは、有効期間中なら、それぞれの日数に応じた好きな日を選べるというものです。
続けてではなく、とびとびに列車での移動を考えている場合に便利です。

●国際列車
日本では、当然のことながら、外国は「海外」、つまり海の外ですから、陸路で外国に行く、陸路で国境を越える、ということはあり得ません。列車は空を飛べませんし、海も渡れませんから、当然、鉄道旅行は「国内」だけですよね。
でも、海外に行ったときには、日本では絶対に不可能なことをぜひ、体験していただきたい!と思います。それは、鉄道による国境越えです。
ヨーロッパでは、ごく当たり前に行われていることですが、近場、東南アジアでも体験できます。

東南アジアで唯一列車での国境越えができるのは、マレー鉄道です。(ベトナム?中国間は除く。)東南アジア唯一の国際急行です。
日本の新幹線と比べたら、雲泥の差でゆったりとした旅となりますが、それもまた魅力の一つです。車窓から景色を眺めながらの国境越えは、島国日本で生活する人たちにとって、不思議な体験となります。
マレー鉄道(KTM)というとき、一般には、マレー半島を縦断する1924kmをさします。
タイのバンコクからマレーシア西海岸を抜けて、シンガポールへと至ります。
国際列車とあって、運行は実に複雑です。バンコク?パダン・ベサール間がタイ国鉄です。そしてパダン・ベサール?クアラルンプール?シンガポール間がマレーシア国鉄によります。
そのため、国際列車といっても、直通で走っているわけではなく、マレーシアのパタワースと首都クアラルンプールで乗り換えることになります。
どうしても直通にこだわる人は、1日1往復だけですが、バタワース-シンガポール間で直通列車が運行されています。

●大井川鉄道
新幹線が速さを追求した列車なら、蒸気機関車は、まったくその正反対に位置づけられる存在かもしれません。しかし子どものころ(大人になった今も?)、スタイルの良い新幹線がすべるようにホームに姿をあらわすと、ドキドキしたように、もくもくと煙をあげて鉄橋を渡る蒸気機関車を遠くから眺めると、新幹線のときと変わらない、いやそれ以上に胸のときめきを覚えます。
そして何よりもワクワクするのが、あの、「ボワォーッ!」という汽笛です。

旧国鉄が蒸気機関車を廃止したのが、昭和51年。しかし、それ以前から、蒸気機関車の保存を求める声はあがっていました。
そのパイオニア的存在が、静岡県を走るローカル私鉄、「大井川鉄道(おおいがわてつどう)」です。
大井川鉄道は、「蒸気機関車は歴史的な文化遺産」である、という考えのもと、しかも博物館に収めるのではなく、実際に活躍している姿で保存されています。これを「動態保存(どうたいほぞん)」と言います。大井川鉄道は、バリバリに現役の鉄道として、1年中、冬の一定の時期を除いて、元気に煙を噴き上げているのです。

大井川鉄道では、客車も文化遺産です。もちろんエアコンなどといった快適な設備はありません。でも、白熱灯がともるなか、板張りの床やニスで塗られたレトロな壁をみると、いやがおうにも、旅情が高まります。
起点は、大井川鉄道金谷(かなや)駅です。東海道本線金谷駅に隣接します。東海道本線を行き、ちょっと途中下車して、大井川鉄道の旅を楽しんでみてはいかがでしょう。

●トロッコ列車
新幹線の車窓から見た景色は、どうも印象に残らない。
なぜか、そんな気がします。それも当然といえば当然ですよね、新幹線の車窓からは、いくら眺めても、景色はどんどん後ろへすっ飛んでいってしまい、しみじみ味わっている余裕がありませんから、目も記憶にとどめようがないのでしょう。

その点、対照的なのが、「トロッコ列車」です。日本全国各地でまだまだ元気にトロッコ列車ががんばっています。
窓ガラスがないトロッコ列車では、外を吹く風をそのまま額に受けることができます。その土地、土地の「におい」も感じることができるのです。

日本で現役のトロッコ列車には主に次のものがあります。
黒部峡谷鉄道・・・黒部峡谷の絶景を楽しむのには最高。峡谷を吹き上げてくる風が、まさに吹きっさらしの客車を抜けていきます。
土讃線(どさんせん)大歩危(おおぼけ)トロッコ号・・・四国の大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)を走るトロッコ列車。
予土線(よどせん)清流しまんと号・・・清流として名高い高知県の四万十川(しまんとがわ)をゆったりと眺めながら走ることができます。川面を吹いてくる風は、どこか心を洗われるようなにおいがします。

3つの「ノロッコ号」
北海道には元気なノロッコ号が走っています。1つが、釧網本線くしろ湿原ノロッコ号、2つ目が、釧網本線オホーツク流氷ノロッコ号、そして3つ目が、富良野線富良野・美瑛ノロッコ号です。
釧網本線くしろ湿原ノロッコ号と釧網本線オホーツク流氷ノロッコ号は、実は同じもの。ほとんど1年間休みなしに走るノロッコ号が、夏季には「くしろ湿原ノロッコ号」、冬季には「オホーツク流氷ノロッコ号」と名前を変えるというわけです。冬季のオホーツク流氷ノロッコ号には、ダルマストーブが完備され、夏のくしろ湿原ノロッコ号とはまったく様子を異にします。車窓からの景色も、とても同じものとは思えません!ぜひ、両方に乗ってみられることをお勧めします。
もうひとつ、「富良野線富良野・美瑛ノロッコ号」は、初夏の富良野(ラベンダーが美しい!)をさわやかに走ります。

●カシオペア
新幹線で行けば速いのに、飛行機を使えばもっと速いのに・・・。
確かにそうです、でも、そんな時代だからこそ、寝台列車の旅は「贅沢な旅の楽しみ方」なのかもしれません。
ヨーロッパでは、列車の旅を好む人たちに根強い人気の寝台列車。日本にも、決して引けを取らない充実した設備とサービスを誇る豪華な寝台列車が走っています。
なかでも、上野発札幌行き「カシオペア」は、何ともいえない旅情を掻き立てる列車です。
上野駅13番線ホームに入線してくるカシオペアの姿に、胸をときめかせる人は決して少なくないのではないでしょうか。特に最後尾のスイートルームは、展望タイプになっていて、「いつかはわたしも(ぼくも)」という気持ちになります。実際、この展望タイプのスイートルームは、非常に人気があり、切符を手に入れるのは至難の業なのです。
左からも右からも、それに後方からも、次々と現れては後方へと消えていく景色を眺められるのです。おちおち寝ていられません!

上野駅を発車するとすぐに「ウェルカム・ドリンク」のサービスがあります。ウィスキー、ワイン、ミネラルウォーター、氷が(それぞれミニサイズながら)セットされています。
食堂車は2階で、窓からの景色を楽しみながら、時間を気にせずに食事を楽しむことができます。ここが次の乗継や降車時刻を気にしながら駅弁を食べるのと違うところでしょうか?

夕食は、懐石御膳かフランス料理のどちらかを選びます。予約制なので乗車券を購入するときにいっしょに予約します。
一方、朝食は予約なしで6時30分になれば食べることができます。上野を16時20分に出発し、6時30分といえば、北海道洞爺にまもなく到着という頃でしょうか?
夜明けの内浦湾沿いを走りながら車窓から眺めていると、たった一晩だけれどもとても貴重な、贅沢な夜を過ごしたことを実感します。

●長良川鉄道
「盲腸線(もうちょうせん)」という言葉をご存じですか?医学の分野にも同じ言葉があるようですが、ここではあくまで鉄道のお話です。

新幹線は言うまでもなく、東海道本線や東北本線、山陽本線など、幹線からは考えられないことですが、終点がまさしく終点、つまりそこから先は本当にどんづまりの鉄道も実際、存在するのです。
このようなどんづまり路線を「盲腸線」と呼ぶのだそうです。
地元の方にとっては、非常に貴重な路線であることは間違いないのですが、趣味で?列車に乗りたいと思っている鉄道ファンには、少々、曲者です。
というのも、このようなどんづまり路線に乗ってしまったら、またそれに乗って帰ってくるしかないからです。
日本には、幾つかこのような、融通の利かない?路線が走っています。その一つが、美濃太田(みのおおた)〜北濃(ほくのう)間の72.1キロメートルを走る「長良川鉄道(ながらがわてつどう)」です。
JR高山本線の美濃太田駅を起点として、鵜飼い(うかい)で有名な長良川(ながらがわ)沿いを走ります。川は、路線の右側へ行ったり、左側へいったり、と蛇行しながら、旅のお供をしてくれます。
美濃太田の次は、関(せき)。刃物で有名な街です。そして列車は、郡上おどり(ぐじょうおどり)で有名な郡上八幡(ぐじょうはちまん)を越えて、列車は北濃へと向かいます。

美濃太田駅で名物「松茸の釜飯」を買い、長良川をお供に北濃へ。北濃で大日(だいにち)ヶ岳を望んだら、またもと来た道を帰ってくる、そんな旅のスタイルがあってもいいのではないでしょうか?

●長野新幹線
高崎〜長野間117.4キロメートルを結ぶのが、長野新幹線(ながのしんかんせん)です。新幹線の開通は、どこか新しい時代の幕開けのようなウキウキした気持を伴います。その一方で、そこには姿を消していく路線も生まれざるを得ない場合も少なくありません。
たとえば、信濃本線(しなのほんせん)。着工当時は、東京〜大阪を結ぶ中山道線(なかさんどう)ルートとしてスタートしたはずだったのが、東海道経由へとメインルートが変更し、中山道ルートこそは実現しなかったものの、その後信越本線として完成したのです。
しかし長野新幹線の開通で、横川〜軽井沢間は廃止、軽井沢〜篠ノ井(しののい)間は第3セクターへと転換されたのです。
この廃止された横川〜軽井沢間は、通称「碓井線(うすいせん)」として親しまれていただけあった、その廃止は惜しまれました。
ここには、日本一の急こう配(1000分の66.7)があるのです。最初は、アプト式で、その後は、電磁水着ブレーキを装備した峠越え専用の電気機関車によって上り下りしていたというから、鉄道ファンなら一度は乗ってみたい列車のひとつになっていたはずだったのです。
アプトというのは、スイスの鉄道技師からとった名称で、通常のレールと車輪による方式(粘着方式)では、スリップしてしまいとても登れない急こう配に、ギザギザの歯のついたラックレールを敷設して、これに機関車の歯車をかませて登る方式を言います。
登山列車で有名なスイスでは一般的な方式です。

●水郡線
「黄門弁当(こうもんべんとう)」「印篭弁当(いんろうべんとう)」、さらには「将軍弁当」まで登場しているのは、水戸〜郡山(こおりやま)間を結ぶ「水郡線(すいごうせん)」です。全長147キロメートルの長い長〜いローカル線です。起点は、徳川御三家のひとつ水戸藩で有名な「水戸」駅です。そこで先ほどの「黄門」「印篭」「将軍」弁当が登場したというわけです。
水郡線は、新幹線駅からはつながっていませんが、東北新幹線(とうほくしんかんせん)での郡山(こおりやま)から磐越西線(ばんえつさいせん)で1駅、東京方面へ向かう感じでいった「安積永盛(あさかながもり)」に水郡線はとまります。
水戸からの水郡線は安積永盛で終点です。そこからさらに東北へ向かう人は東北新幹線に乗り入れて郡山へと向かうわけです。

水戸を出発した水郡線は、上菅谷(かみすがや)で支線に分岐し、一方は常陸太田(ひたちおおた)、もう一方は、常陸大宮(ひたちおおみや)へと向かいます。
水戸といえば、おなじみの偕楽園です。そして常陸太田には、水戸黄門様の隠居所だったといわれる西山荘(せいざんそう)が、今も残っています。
一方、上菅谷から常陸大宮へ向かい、さらに行くと、「袋田(ふくろだ)」に出ます。「袋田の滝(ふくろだのたき)」で有名なところです。
袋田の滝は、久慈川の支流にある滝です。四季折々に素晴らしい景色を見せてくれますが、特に有名なのが、冬!滝全体が結氷した見事な氷の滝が私たちの前に姿を現します。
この氷の滝をみるためだけにでも、水郡線に乗る価値はあり!

●ばんえつ物語号
東京上野から東北新幹線(とうほくしんかんせん)または東北本線(とうおくほんせん)で北へと来たら、そのまま青森めがけて北上するのもいいですが、ちょっと時間があれば、途中下車してみるのもいいものです。
たとえば、郡山(こおりやま)あたりはいかがでしょう?

郡山〜新津(にいつ)間は、磐越西線(ばんせつさいせん)が結びます。
猪苗代湖(いなわしろこ)、磐梯山(ばんだいさん)など、沿線には数々の観光名所が広がります。充実した途中下車になること間違いなしです!
猪苗代湖は、全国第4位の面積をもつ湖です。海水浴ならぬ、「湖水浴」や釣りを楽しむ観光客や地元の人たちでシーズンはにぎわいます。

列車は、直通のものは残念ながら一本もありません。大きく二つに分かれ、前半が、郡山〜会津若松(あいづわかまつ)間、後半が会津若松〜新津(にいつ)間となります。

また、会津若松から新津を越えて、さらに新潟まで走るのが、「SLばんえつ物語号」です。運行距離は往復で200キロメートルを超えるという、SLとしては破格の長距離を元気に走ります。
運行は、4月〜12月まで。土曜日曜はお休みです。
会津若松を出発して、塩川(しおかわ)、喜多方(きたかた)・・・ときて、
そろそろお腹が空いてきたら、日比谷駅で「とりめし」でもどうでしょう?
この駅弁は、「ばんえつ物語」号の運転を記念して復刻された駅弁です。

または喜多方で名物「喜多方ラーメン」もいいかも?
その他、ばんえつ物語号限定で、「山郡そば」の車内販売も行われます。
磐越西線、ばんえつ物語号、ともに、お腹一杯になりそうな路線です。

●仙山線
東京上野から東北本線(とうほくほんせん)で、または東北新幹線(とうほくしんかんせん)で、仙台(せんだい)まで来たら、そのまま北へ行くのはちょっとやめて?途中下車してみませんか?
仙台駅で名物「味噌煮込み牛たんせいろ」を堪能し、仙台・山形を結ぶ快速列車、その名も「仙山線(せんやません)」で、松尾芭蕉の足取りをたどってみるのも、一考です。

途中下車といってもどこぞの山奥へ入っていくわけではなく、ほぼ1時間間隔で快速列車が運転されるうえ、各駅停車も多いことから、景色を楽しみながら仙台と山形を結ぶ便利な路線なのです。
この仙山線の沿線には、数々の名所旧跡があります。
仙台駅を出発すると、つぎが東照宮(とうしょうぐう)という駅です。仙台の東照宮は、仙台藩第2代藩主伊達忠宗が徳川家康を祀って1654年(承応3年)に建立したものです。

さらに路線を走ると、「愛子」という駅があります。この漢字、どう読むでしょう?愛子(あいこ)内親王殿下と同じ、「アイコ」・・・だったらよかった?のですが、実は「あやし」が正解。それでも、愛子様のご誕生で一躍有名となり、入場券の売上もアップしたそうです。

そしてさらに列車は進み、紅葉の名所、紅葉川渓谷(もみじがわけいこく)をぬけて、「山寺(やまでら)」という駅に着きます。終点の「羽前千歳(うぜんちとせ)」まではあと3駅、もうすぐです。
山寺から右手を見上げると、頭上に「立石寺(りっしゃくじ)」がそびえます。つまりこれが「山寺」です。ここで途中下車しない手はありません。奥院までの1000段ちょっとの階段を日ごろの運動不足解消のためにも頑張ってのぼってください。きっと上りきる頃には、仙台で食べた「味噌煮込みせいそ」もほどよく消化され、次のお弁当が食べたくなります!

●天竜浜名湖鉄道
静岡といえば?浜名湖といえば?
ウナギ?みかん?お茶?
これら全部をもって、列車の旅をしてみる、というのもいいかもしれません!
天竜浜名湖鉄道(てんりゅうはまなこてつどう)は、東海道新幹線(とうかいどうしんかんせん)の停車駅である掛川(かけがわ)を起点とし、掛川〜新所原(しんじょはら)間67.7キロメートルを結ぶ路線です。

新幹線を途中下車してウナギを食べるには(そんなことしないかな?)絶好のアクセスです。掛川を出発すると、つやつやと青黒く光る畝(うな)が、車窓から広がります。これは静岡名産の茶畑です。
5月2日ごろの八十八夜には、新茶を摘み取っている姿を車窓から眺めることができ、いよいよ旅情が高まること間違いなし!
列車は、掛川から原田(はらだ)、戸綿(とわた)、遠州森(えんしゅうもり)、天竜二俣(てんりゅうふたまた)から都田(みやこだ)へと走ります。その途中、天竜川(てんりゅうがわ)を渡ります。
竜のように蛇行するから天竜川、でもそれは上流のこと。河口近くになると、竜もすっかり大人になって?ゆったりと風格のある姿となって海へと注ぎます。
列車は、浜名湖を左手に望みながら新所原へと到着です。新所原駅に到着したら、その名も「駅のうなぎ屋」に是非、立ち寄ってください。アツアツの焼きたてのウナギを堪能できます!
実はここ、注文を受けてから焼くので(だからこそアツアツでおいしいのですが)、5分ほど待たなくてはなりません。「ウナギ丼」と「ウナギ弁当」があり、これから列車に乗る人は、お弁当をお勧め!ぼってりと肉厚のウナギがデン!とご飯の上に鎮座していらっしゃいます。

●TVG
日本の新幹線よりももっと速い、世界最高速度で走るのが、TGV(Train a Grande Vitesse トランアグランドヴィテス「高速列車」)です。フランスを走る列車です。
鉄道ファンなら、一度は乗ってみたいと夢見る列車でしょう。また、フランスを旅する機会があれば、鉄道ファンならずとも、ぜひ、乗ってみてはいかがでしょうか?その物凄い!速さには、びっくりします。
現在営業しているTGV路線は、いずれも高速新線から在来線へと乗り入れます。TGV路線は、大きくわけて次の3つです。
1.TGVSud-Est (南東路線)
パリのリヨン駅を発着とし、パリ〜リヨンルートをメインとして、ブルゴーニュ、ローム・アルプ、プロヴァンス、コート・ダジュールの街を結びます。そしてスイスまでのびています。

フランスの列車の料金は、距離による運賃を基礎にして、それにTGV、EC(
ユーロシティ)、Rap(特急)に乗車する際には、追加料金が課せられます。ただしやっかいなのは、この追加料金が、列車・曜日・区間によって異なっているということです。
また、駅によっては、行き先別に切符の窓口がわけてあることもあるのです。
鉄道ファンならご存知の「ユーレイルパス」などがあると、こんなとき便利です。わずらわしい追加料金も不要。切符を買うのに長い行列に並ぶ必要もありません。言葉も不要!ヨーロッパを鉄道で旅しようというときにはぜひ、お勧めです。

2.TGVAtlantique(大西洋線)
パリ・モンパルナス駅を発着します。西の大動脈です。
ル・マンを経てナントからブルターニュの町へ、またトゥールから、ボルドー、トゥールーズ方面、さらにスペイン国境までつなぎます。
パリ・モンパルナス駅は、実にモダン。旅の出発点にはぴったりです。また、トゥールは、ロワール城めぐりの拠点となりますので、フランス観光のルートにこのTGVAtlantique(大西洋線)は無理なく組み込めそうです。
たとえば、お金は少々かかってもフランスでの貴重な滞在時間を有効に使いたい、という人には、こんな利用の仕方がお勧めです。
フランスの路線はパリを中心として放射状にのびているため、パリからどこか地方へ行くのは非常に便利なのですが、地方から地方へと行くのは本数も少なく、時間がかかります。そこで、実質的な距離は長くなりますが、地方からTGVでいったんパリを経由し、またTGVで別の地方へ向かうのです。

3.TGVNord-Europe(北部・ヨーロッパ線)
最も新しいTGVです。パリのターミナル駅は、北駅です。
ヨーロッパのメイン路線となるのでは、と期待されている路線です。
リールなど北フランスの主要都市を結びます。
リールからわかれて、ベルギーのブリュッセルからアムステルダム、ケルン方面へと向かいます。
さらに、ユーロトンネルをくぐって英国のロンドンへ乗り入れる列車も営業を開始しました。


これらの主要な路線の他に、パリを経由しないで地方都市を直結するTGVも幾つか運転されています。

フランス全土のおもな路線は、SNCF (フランス鉄道公社)によって運営されています。フランスが世界に誇るTGVももちろんそうです。
SNCF (フランス鉄道公社)の特色は、いずれの主要幹線もパリを中心として放射状にのびているということです。上記の3つのTGVについても、TGVSud-Est (南東路線)は、パリのリヨン駅を発着とし、パリ〜リヨンルートをメインとして、ブルゴーニュ、ローム・アルプ、プロヴァンス、コート・ダジュールの街を結びます。また、TGVAtlantique(大西洋線)は、パリ・モンパルナス駅を発着します。ル・マンを経てナントからブルターニュの町へ、またトゥールから、ボルドー、トゥールーズ方面、さらにスペイン国境までつなぎます。そしてTGVNord-Europe(北部・ヨーロッパ線)は、最も新しい路線ですが、パリのターミナル駅は、北駅となります。
TGVの魅力は、速いというだけではありません。ここが日本の新幹線と大きく異なる点なのですが、TGVは、フランスの国内の主要都市を結び、さらには、隣国のスペインやスイスへと延びます。ベルギー、オランダへまでも通じることが期待されているのです。
「それは陸続きだから・・・」
確かにそうです。周りを海に囲まれた日本の新幹線を、ベルギーやオランダ、スペインなどと陸続きで国境を接するフランスのTGV路線と比較するのは、あまりにも新幹線にとって酷な話かもしれません。しかし!このTVG、実は、海を渡って(正確には「海を潜って?」)英国へとつながっている路線もあるのです:
TGVSud-Est (南東路線)は、スイスへとのびています。また、TGVAtlantique(大西洋線)は、スペイン国境へとつなぐ西の大動脈です。そして圧巻は、TGVNord-Europe(北部・ヨーロッパ線)です。この路線は、北フランスの主要都市(リールなど)を結ぶ路線ですが、これはさらに英国のロンドンへとつながっているのです。もちろん、フランスと英国の間は陸続きではありません!ユーロトンネルが両国を結び、そこを列車が「世界最高速度」でむすんでいるのです。