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歌唱力をつける自宅トレーニング

     
2011年3月6日

●ストレッチ

ストレッチ体操をすることは一見、歌唱力と関係ないような気がするでしょうが、とても密接な関係なのです。
軽く体操をすることで、体のあちらこちらを柔軟にしてあげることが出来ます。
そして、いろいろな筋肉を温めてあげることが出来るのです。そうなると、声の出がよくなります。
特に寒いと筋肉が硬直して動きにくくなりますよね。
そんな状態では、声を出すために、体が動くわけがありません。
無理してノドだけで声を出すことは、ノドに負担がかかってしまいます。
歌唱力をつけるどころか、トレーニングでノドを痛めてしまうでしょう。
そのため、歌う前には必ず体操をしたほうが良いのです。私は友達と音楽活動をしていますが、スタジオで歌うときは、必ず体操をしています。演奏開始するまえは、何分か、楽器のセッティングをしている時間があるのですが、私はその間を使って、体操をしています。歌う前はストレッチと覚えてください。
首まわりを軟らかくするストレッチです。
首を左右に倒しましょう。
そして、前後にも倒しましょう。
そのあと、首をぐるぐると、ゆっくり回しましょう。
これを5回セットで繰り返します。
肩が凝っている人は首周りも硬くなっているでしょうから、しっかり回してほぐしておきましょう。
手を使って、首の脇にある筋肉をもみます。
肩をもむ延長で首の脇をもみほぐしておきます。
肩が凝っている肩は、肩までもんでおくと良いでしょう。
次に、顔のマッサージです。
頬骨の周囲には筋肉がありますので、そこを両手でプルプルと揺らしてみましょう。
両手で頬をさすっても良いでしょう。
これで、口が良く動くようになり声も出やすくなるでしょう。
それから、両足を広く開いて開脚を5回ずつします。
腰をまわします。
足首を回します。
手を組み、伸びをします。
体を上に思いっきり伸ばします。
背中をピーンと伸ばしましょう。
これで一セットですが、物足りないと感じる部分は繰り返し行いましょう。
ストレッチとは言え、しっかり筋肉を意識して行うと、じわっと汗をかいてきます。
体が温まった証拠ですから、これで声が良く出ます。

●基礎体力

準備運動とは別に、普段からやっておきたい運動をご紹介します。
歌唱力をつけるためには、まず、基礎体力です。
プロの歌い手さんは、普段から体を鍛えている人が多いです。なぜなら、歌うことは体力が必要だからです。
カラオケで数曲を、ごくたまに歌うくらいなら体力は不要でしょう。
ですが、プロのミュージシャンが歌うライブともなると、一晩で10曲から20曲も歌いますよね。
そんな沢山の曲を歌い、ファンを喜ばすためには体力がないと無理です。
それに歌いながら踊る方もいますから、余計に体力は必要ですし、持久力も必要ですね。
例えば、細くて華奢に見えるシンガーさんがいても、実は影ではしっかりと体力づくりをしている、これはプロの世界では当たり前のことなのです。
また、声を支える体が出来ていないと、音程も安定しませんし、声量も出ません。
週に何回かはエクササイズをしたり、自転車で遠出したりと、運動するようにします。
歌が上手くなりたいのでしたら、きつい筋トレは必要がありませが、普段の基礎体力ぐらいは必要です。
長く声を出し続けること、また、力強い声を出すことで、体力を必要とします。

基礎体力をつける簡単な方法はマラソンです。
シンガーの方でマラソンを続けている人は、結構、いらっしゃるようです。
また、水泳も基礎体力をつけるには良いスポーツでしょう。
この二つは、体力だけでなく、息を激しくすることから、肺活量を鍛えることが出来ます。
歌と肺活量は密接ですから、これもついでに鍛えることになって一石二鳥ですね。
声を出すときに体をしっかりと支えるため、筋力も必要です。
歌には腹筋が必要だと思いがちですが、腹筋さえあれば良いというものではありません。
歌唱力をアップさせたいなら、腹筋のほかにも背筋を鍛えて、体をしっかりと支えましょう。

腹筋と言うと、昔からの、寝転んで足を押さえてもらって、頭の後ろに手を当てて状態を起こす、あの腹筋を思い浮かべるでしょうが、仰向けに寝転んで、足を少し上げてキープする腹筋運動のほうが効果は高いと言われています。この動きで使う腹筋は、歌を歌う時に使う腹筋に良く似ていると言います。
足を低く上げてキープすると、かなりつらいです。
足を上げるだけでも、きついですが、更に足を閉じたり開いたりしてみましょう。
おなかがピクピクしてくるくらい、腹筋がきつくなります。

このような基礎体力を作るための運動を、毎日、ちょっとずつ続けてみましょう。
毎日やっていると、どんどん体が変わってくることが自分でもわかります。
腹筋が付けば、おなかもへこみますし、ウエストも絞れそうですね。
女性の方はプロポーション維持にもなるでしょうね。

●耳コピ

耳で音をコピーすることです。
楽譜もなしに、耳で聞いた音をコピーすること、これを耳コピと言います。
バンドマンは、楽譜に頼りませんから、だいたいアマチュアでコピーバンドをやっている方は、耳コピだけで楽器を弾いています。
ギターにしても、ベースにしても、また、鍵盤楽器や、ドラムも、曲を聴いて、同じように演奏するのです。
これは、「聞き取る力」が試されます。
音符を正しく聞き取る力、これが、実は歌唱力アップに繋がる大事なことなのです。

耳で聞いた音を正しく判断し、口から同じ音を出す、これは誰かの曲を覚えようと、CDに合わせて歌う行為と同じですよね。
音程を聞きわけ、それと同じ音を瞬時に口から出すのですから、耳コピが出来るようになることは、歌も上手くなるということでしょう。
何も、CDに合わせて歌うことが耳コピの練習ではありません。

耳を良くするため、耳で聞き分ける力をつけるためには、いろいろなトレーニングの方法があります。
自宅で出来ることですし、移動中も出来るトレーニングをご紹介しましょう。
場所を選ばず出来ますから、通勤、通学の時も繰り返しやってみましょう。
まず、自分の好きな曲を選んで用意してください。
最初は、曲を通して聴きます。
その次は、曲の構成に気をつけながら聴いてみて下さい。
1番、2番とか、Aメロ、Bメロ、サビとか、構成を頭に入れながら聴いてください。
Aメロは、イントロのあとに来る歌詞のグループです、サビの前にちょっと盛り上がるところがBメロです。
曲の構成にはいろいろなタイプがあり、サビから始まる曲もあります。
聴いている曲がどんな構成なのか、全体を通して聴くことが最初のトレーニングです。

次に、パート別に注意して聴いてみましょう。
例えば、ギターだけ聴くようにする、次はベースだけ聴いてみる。
次は鍵盤、次はドラムだけ、など、それぞれのパートだけに耳を傾けてください。
このパート別に聞くトレーニングをしていると、最初になんとなく全体を聞いたときより、耳がずっと良くなっています。
耳がよくなることは、歌唱力アップの要因のひとつですからね。

次第に、全部を聞きながらでも、それぞれの楽器が聴けるようになります。
ここまで、聞き分けることが出来たら、仕上げに、また構成に気をつけて聴いてみましょう。

同じジャンルだけでなく、ロックやポップス、フォーク、何でも良いので、出来るだけ違ったタイプの曲でトレーニングしてください。
最初は聞き取れないかもしれませんが、繰り返していくうち、そのパートだけちゃんと追いかけらるようになります。
耳コピは歌唱力と非常に深い関係ですから、時間があればこのトレーニングをしてください。
ピアノも音程がしっかり耳コピできるようになれば、耳のトレーニングにもなりますよね。

●楽器を演奏する

楽器を演奏することは、歌が上手くなるために絶対条件ではないものの、演奏できたほうが歌には良いでしょう。
何もしないよりは、プラスになるはずです。
ギターやベース、鍵盤を弾くと、音感を鍛えることが出来ます。
ドラムを叩けばリズム感を鍛えることが出来るでしょう。
歌っているだけでは、わからなかったこと、例えば、コード進行や、音符のことなど、また、構成などがより理解できるようになります。
歌が上手くなりたいと思っている方で、楽器に興味がある方は、思い切ってスタートしてみてはいかがでしょうか。
どの楽器が歌に一番良いとか、そういうものはありませんから、ご自分が興味を持った楽器なら何でも良いと思います。
例えば、バンドで歌っている人では、ギターも弾ける人が多いですね。
私もアマチュアバンドのボーカルですが、ギターだけは弾けます。
歌の練習をするときに、自分で弾きながら歌うこともありますから、弾けると便利ですね。
バックバンドがいなくても、ギター1本あれば、音程を拾うことも出来ますし、何よりも弾いていて楽しいです。
もちろん、ピアノでも、キーボードでも、ドラムでも、ベースでも、楽器なら何でも良いです。 ドラムですと、やはり何よりもリズム感が付くでしょう。
歌にとって、また、歌唱力をアップさせることに必要なものはいろいろありますが、リズム感はとても大事です。
なぜなら、音程が合っていても、リズムが外れていると下手に聞こえてしまいます。
反対に、多少、音程がはずれたときがあっても、リズムにしっかりと乗っていれば、上手く聞こえてしまうものなのです。
リズムにきちんと乗って心地良い歌を歌っていれば、歌唱力があることにもなります。
ですから、歌い手さんの中には、ライブの時、音程をきっちり取ることよりもリズム感を大事にしているという人もいるくらいです。
私もリズム感が弱いボーカリストなので、ギターを弾きながら歌ったり、アカペラで歌ったりするときは、必ず、メトロノームを使うようにしています。
楽器の練習をする人は、練習の時、メトロノームを使っている人が多いようです。
ミュージシャンもリズム感を大切にしている証拠です。
ギターやベースを弾くようになれば、曲のコード進行などもわかりますので、音楽に対して、また興味が深まると思います。
また、ハーモニカなど手軽な楽器もあります。
私もブルースハープを吹きますが、これがまた、肺活量のトレーニングにもなるのです。
フォークのハーモニカではなく、ロックで激しく吹くのです。
興味のある方はハーモニカも、是非、試してみてくださいね。
こうして、いろいろな楽器を通して、また、自分の歌が磨かれ、歌唱力がアップしていくと良いですね。

●息のトレーニング

歌唱力をつけるには、肺活量や、息の長さも関係しています。
息をどれだけ長く吐けるか、長く吐くことが出来れば出来るほど、歌唱力もアップするでしょう。
なぜなら、息がちゃんと続けられれば、それを体が覚えてしまえば、息を意識せずに自然と出すことが出来て、頭は音程をとることに集中できると思うからです。
反対に息が続かないと、そちらのほうばかり気がいってしまい、音程を気にする余裕がなくなってしまうでしょう。
歌をある程度、歌い続けてきた方は、人よりも息が長いと思います。
ですが、今まで歌を歌ってこなかった人、声を出してこなかった人は、最初はきついかもしれません。
そんな方は、曲を練習するよりも、この息のトレーニングを重点的にする必要があるでしょう。
ナレーターさんや、女優さんなど、声を使うお仕事の方は、みなさん、息のトレーニングをしています。
いろいろな方法がありますので、やり方が違ったとしても、プロの方は常に似たようなトレーニングをして長く息を吐けるようになっているのです。

足を肩幅に開いて、立って下さい。
そして、肩の力を抜きます。
胸はやや、張ってください。
でも、体の力は抜きます。
姿勢は正しくしますが、肩には力を入れません。
腕はかるく下げます。
ぶらぶらと下げる程度で良いでしょう。
この姿勢で、口を小さく開け、息をふーっと、出します。
最初は5秒間だけ、力一杯、吹き続けてください。
最後の1秒は、ろうそくの消す気持ちで力強く、おなかに残った息を全部出します。
ですから、「ふーっ」と、4秒で、「ふっ!」と強く1秒です。
腹筋が動いているのがわかると思います。
胸から息を出さないように、おへその周囲が動くことを意識してトレーニングすると良いでしょう。

次は、もうすこし長くして10秒間、ふーっと続けて、同じく最後の1秒で強く吹きます。
これを、次は20秒間、30秒間と伸ばしてください。
30秒は息をかなり細くしないと、続かないかもしれません。
そんな方は25秒でも良いです。
おなかに息が残らなくなるまで、出し切りましょう。
腹筋を使って絞り出す感じです。
長く出すためには、量を調節しますが、息の調節には全ておなかでやりましょう。
ペットボトルを使ったトレーニングも効果があります。ドリンクのペットボトルを空にして、口にくわえます。
そして、息を吸ってペットボトルをつぶす、吐いて戻します。
ペットボトルのトレーニングは、慣れない方が一生懸命やりすぎると、酸欠になる恐れがありますので、苦しくなったらストップしましょう。
徐々に回数が出来るようになるので、焦らずにやることです。
体のなかに息が足りなくなると、気持ち悪くなってきますから、そうなったらやめておきましょう。
これは力が必要ですから、トレーニングにもなり、顔の筋肉を鍛えるためにも良いそうです。
おなかで息の量をコントロールすることは、慣れてくると出来るようになります。
ですが、最初は繰り返しやってみるしかないでしょう。
どこでも出来ることですから、私はお風呂の中でやっています。
毎日、時間を見つけてはやっておきたいトレーニングですね。

さて、歌唱力のために、息のトレーニングをしていますが、吐くことだけが大事と言うわけではありません。
歌っていると、時に息を急激に吸い込む必要があります。
ブレスと呼びますが、歌と歌の間が一瞬しかなく、そこで一気に息を吸ったほうがいい、ということもあります。

そもそも呼吸は練習せずに、生まれたときから、誰でもできていることです。
教わらなくても動物も人間も呼吸が出来ますよね。
ですが、少量の息ではなく、大量の息を自由自在に扱うためには、やはりトレーニングが必要です。
意識的に体に息を吸い込み、そして、溜め込み、それを使って吐く、この一連のことを、難なくこなせるようになってこそ、歌唱力がつくと言えるでしょう。
みなさんもご存知の通り、歌は腹式呼吸で歌います。
そこで、この息の溜め込み、そして吐くことなどが、腹式呼吸と同じですから、健康にも良いのです。
これが出来るようになれば、腹式呼吸もマスターしたということになります。
腹式呼吸と歌唱力は、切っても切れないほど関係が深いです。

息を調節したいと思うと、どうしても、口や喉を使いたくなりますが、そこは我慢してください。
口をとがらせて、息の調節をしても意味がありません。
おなかでコントロールしてこそ、意味があるのです。

では、息を溜め込み、そして吐き出すトレーニングをしてみましょう。
まず、5秒かけておなか息を入れます。
5秒でおなかが一杯になるように吸い込みます。
そして、全部、吐きます。
この長さを10秒、20秒、25秒と伸ばしてください。
これも、ペットボトルのトレーニングと同じで、今までやったことのない方がやると、酸欠になることがありますから、無理は禁物です。
私も最初のころ、すぐに気持ち悪くなりましたから。
次は反対に息を吐く時間を10秒、20秒と伸ばしてください。
均一の量で吐けるように調節します。
この二つをマスターしたら、次は吸う、吐くを同じ長さでやりましょう。
吸った後、2秒ほど、息をストップさせてから、また、吐きます。
ポイントは、時計の針でも見ながら、息を一定に出すことです。
均一に息を出すことに慣れましょう。
また、おなか以外を使って息のトレーニングをすることはNGです。
すべて、おなかを使います。
ノドで調節したくなったり、口で調節したくなったりすると思いますが、それでは意味がありません。
最初から長い時間で出来るわけがないので、無理してがんばる必要はないのです。
可能な短い時間でオッケーですから、確実におなかを使って吸う、吐くをしましょう。

●腹式呼吸

歌唱力のある人は、腹式呼吸が完璧に出来ていると思われます

ボイストレーニングに通ったことのある方でしたら、「声はおなかから出せ」と良く言われたでしょう。
学校の音楽の授業でも同じようなことを言われたと思います。
当然、歌のレッスンではこのようなことを言われますが、それは腹式呼吸をしろと言っているのです。
歌だけでなく、応援合戦など声を大きく出す必要がある場面では、「おかから出せ」と言うことは良く言われますよね。
人は意識しないと、普通は、胸を使っての呼吸になります。
腹式呼吸は慣れてくれば、誰でも出来るようになります。
ですが、腹式呼吸のレッスンなど、やったことのない方は、最初はぎこちないかもしれません。
意識せずに出来るようになるまで、時間がかかってしまう人もいるでしょう。
繰り返し練習していると、いざ、歌を歌うときに自然と腹式呼吸に切り替えられるようになります。

歌唱力アップにも、この腹式呼吸をマスターしておくと良いでしょう。
私が以前、通っていたボイストレーニング教室では、入学すると、まず、最初に誰もが腹式呼吸の練習をしていました。
腹式呼吸とインナーマッスルにはとても深い関係があります。
インナーマッスルとは、体の内側にある筋肉ですが、これが強化されると、腹式呼吸がラクラク、出来るようになるのです。
この二つが強化されれば、歌唱力もアップします。
おなかから声を出す。
これは歌の世界では基本中の基本ですし、歌だけでなく声を商売としたアナウンサーやナレーターなど、また女優さんもそうでしょうね。
おなかから発声するということは、体を使って声を出すと言う事です。
のどから、いきなり声が出ている状態ではありません。

おかなから出された息は、腹筋を使って押し出され、胴体や腰を通り、周辺の筋肉を使って、更に横隔膜を押し上げます。
この一連の動きが腹式呼吸なのです。
普段、私たちの呼吸は、空気を取り込む時に使う筋肉や、押し出すときに使う筋肉があることで成り立ちます。
内助間筋と、外助間筋です。
この筋肉はどちらもアバラ骨の周囲に存在しています。
私がボイトレで胸の筋肉がつってしまったケースも、肺呼吸と腹式呼吸を上手く切り替えられず、筋肉を変に使ってしまったからでしょう。
また、横隔膜もただの膜ではなく、ちゃんとした筋肉なのです。
横隔膜も動きますから、腹筋の収縮がそれに力を加えると、横隔膜をより強く押す形となります。

こうして、横隔膜が普段、動いている力よりも、腹筋の手助けにより、力強い呼吸が可能になるのです。
力強く呼吸が出来れば、それは声にも大いに影響します。
ですから、インナーマッスルは歌唱力にも関係しているというわけです。
プロのシンガーは、体を鍛えている人がほとんどです。
歌うためには体力も筋力も必要なのです。
インナーマッスルが強化されたら、その分、脂肪を燃焼しやすくなるのです。
筋肉の多い人は脂肪分がたまりにくい体なのです。
ですから、腹式呼吸がダイエットに良いということも納得ですよね。

それから、腹式呼吸は、肺の呼吸より、ずっと沢山の量の空気を吸い込みます。
繰り返しているうちに肺活量も増えるでしょう。
肺活量が増えれば、発声も大きく出るでしょう。
声に強弱がつけば、それだけでも歌唱力アップに繋がります。
腹筋を使いながら、いつもよりたくさんの空気を深く吸って、次は息を全部吐き出します。
体の中に空気の流れを感じらると良いですね。
おなかだけでなく腰周りにも空気が入るイメージで行いましょう。
あとは、そこに声を乗せればよいのですから。
腹式呼吸が自然に行えるようになることが先決で、音程がどうのとか、発声がどうのとか、そのようなレッスンはその次なのです。
歌を上手に歌いたかったら、まずは呼吸です。
腹式呼吸をマスターして、また一歩、歌唱力のある歌手に近づきたいものですね。

呼吸をマスター出来たら、歌うための発声練習がスタートできます。
声は息に乗せることが基本ですから、この息がきちんと出ていなければ、声も出ません。

●共鳴

声を出すところは、声帯で、「のどぼとけ」の中にあります。
声の帯と書く声帯は、その通りの作りであり、帯状です。
帯が2本あり、それが開いたり、閉じたりします。
そして、声を出します。
では、この声帯を使って、声はどのように出るのでしょうか?
まず、声帯が開いていると、声が出ません。
息を吐き、声は出さずにいる状態、これは声帯が開いていることになります。
そして、声が出る状態、それが閉じている状態です。
声帯が閉じると、息の流れが邪魔されます。
声帯が摩擦され、揺れます。
それが音となって、声になるのです。
声帯で作られている音は、声の原音であり、そこでは大きな音は作れないようになっています。
ですから、声帯で大きな声を出すわけでなく、音源を体に共鳴させ、大きい音にします。
この共鳴とは、体を使い響かせることです。
体に上手な響きを与えられたら、それも歌唱力アップですね。
低い音は、胸に共鳴し、高い音は頭蓋骨に共鳴します。
また、鼻に抜ける音は顔に共鳴させることもあります。
共鳴させる場所を意識し、上手く使い分けることが出来れば、それも歌唱力アップとなります。
腹式呼吸が出来ることも、ボイトレにとって、最初の一歩ですが、この共鳴も、大切なポイントで歌唱力をつけるためには必要なのです。
自宅で練習するときは、声の高さによって、共鳴させる部分を特に意識して行うと、より良い練習が出来るでしょう。
自分の声を上手く共鳴されることが出来たときは、とても気持ちが良いものです。

●裏声

歌唱力をつけるためには、出さなければならない音を、きちんと正しく出す必要があります。
特に高い音を出すときに、音程がずれてしまう人が多いでしょう。
それまで歌をうまく歌えていても、高い音が出てきたとたん、はずれてしまう人がいます。
せっかく歌が上手でも、高い声が出ずに、そこだけはずれてしまったら、残念ですよね。
ですから、カラオケで曲を選ぶ際は、自分の出る声の高さの範囲で、曲を選ぶ必要がありますね。
歌うときに高い声を出すには、どう練習したらよいのでしょうか?
ここで、ポイントとなるのが、裏声です。
男性でも女性でも、無理な高い声を出そうとすると、声がひっくりかえって、とても細い裏の声が出ます。
この裏声の練習が、歌唱力に繋がるのです。
裏声を上手く使えば、歌唱力アップ間違いなしです。

もちろん、腹式呼吸が出来ること、体が出来ていることが基本となりますが、その次に裏声の練習です。
大切なことは、裏声を出して、その音をいかにキープするか、そこが大事です。
そのためには、声帯を自分でコントロールすることになります。
声帯をコントロール可能になれば、イコール、歌唱力が身に付く、と言うことになります。
声量に変化をつけながら、高い声を難なく出す、これを是非、マスターしたいものです。
声帯を上手くコントロールして、高い声を習得するためには、ボイストレーニングが必要です。
一回、ボイストレーニングをしたからと言って、簡単に身に付くことではないでしょう。
ですから、練習を続けることが重要なのです。
コツとしては、ノドに負担をかけず高い声を出すことです。
これは、ノドで張り上げるのではなく、おなかから高い声を出さなければなりません。
そのためには、おなかの芯から息が流れ出ていて、それに声が乗ることです。
体のポイントは、お尻に力を入れて、穴をきゅっと締めて、それを維持してください。
骨盤は、少し前に出します。
そして、体の重心は少し下げます。
体のポイントは以上のことなので、この姿勢を保つようにしましょう。
そして、おなかから高い声をだし、おなかでそれを支えます。

また、高い声は体に共鳴させることで、より迫力のある声となります。
目頭あたりに声を共鳴させると響きが良くなるでしょう。
また、息がより多いほうが、迫力があり、厚みのある声となります。
このことも歌唱力には大事なことですよね。
特にサビの部分で高い声を出す必要がある曲は、そこで迫力のある高い声を出せるようにしたいですね。
歌唱力は表現力とも言いますから、サビで弱くなってしまうと、表現力に欠けることになります。

高い声が自由に楽に出せると、歌う曲の範囲も広がります。
他の人がチャレンジできない曲も歌えるようになるでしょう。
そこで他人との差が広がってきますよ。
あるアーチストの曲で普通の人が歌いこなせないような曲を、さらっと歌えることが出来たら、周囲の人は尊敬してくれるでしょう。
「あの人は歌唱力がある」と思ってくれます。
もちろん、歌だけでなく、人前で話すことが多い人も迫力のある声で話すと、人々は納得し、良く聞いてくれるでしょう。
か細い声で話しては人の注意は引けません。
このようなケースも、同じようなボイストレーニングが有効だと思われます。
あなたも声に自信が持てるように、自宅で練習してみませんか。

●表現力

歌唱力があるという人は、音を外しませんし、メリハリの付いた歌い方が出来ている人でしょうね。
ですが、この歌唱力には、不可欠なものが他にも利ます。それは表現力です。
歌を表現すること、歌詞を表現すること、これも歌唱力のひとつでしょう。
素人の方は歌っているだけで、精一杯ですよね。
音を正しく出せるように気をつけているだけで精一杯ですから、歌詞を表現しようとする人はあまりいません。テレビのカラオケ番組などに出場してくる人たちはプロ並みに上手な方ですから、ああいう人たちは表現力があります。
見ていて、「気持ちを込めて歌っているなあ」と感じます。
では、歌の表現力って、どのようなことでしょうか?
歌には必ず歌詞があり、歌詞にはストーリーがあります。
また、曲には楽しい曲もあり、悲しい曲もあり、元気をもらえる曲もあり、癒してくれる曲もあります。
その曲に合った気持ちであなたが歌うことです。
例えば、歌詞で悲しい部分を歌っているところは、悲しい気持ちを込めることです。これが表現力です。
悲しい歌詞なのにニコニコして歌っていたら、聴いている人の心にはぐっと来ないでしょう。
歌唱力をつけるためには、様々な方法があるようですが、曲に気持ちを込めること、表現することを意識して歌うことも一つの方法だと思うのです。
みなさんも、次回、カラオケなどで歌うとき、表現することを意識してみてはいかがでしょうか。
きっと、今よりも上手に聞こえるはずです。



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